
2026.03.05
MEDIA

歌手兼ミュージカル俳優のキム・ジュンスはミュージカル『ビートルジュース(原題)』に挑戦した背景についてこう語った。
キム・ジュンスは「『ビートルジュース(原題)』は、これまで出演してきた作品とはまったく雰囲気が異なります。だからこそ、この作品を選びました」と語った。
「“キム・ジュンスはいつも同じような役ばかりだ” と言われることが多く、今回はこういう役もできるんだというのを見せたいと思いました。今は本当に楽しく演じています。」

昨年12月16日に開幕した『ビートルジュース』は、あの世とこの世の間に閉じ込められた幽霊ビートルジュースが繰り広げる奇想天外な物語を描いた作品だ。キム・ジュンスは、正体不明のあの世の案内人であり、100億年もの間生きてきたイタズラ好きな幽霊、ビートルジュースを演じている。
これまで演じてきた役とは明らかに異なる。直前のミュージカル作品『アラジン(原題)』でも明るい面は見せたが、本格的なコメディキャラクターは今回が初めてだ。
2003年にグループ東方神起でデビューしたキム・ジュンスは、2010年にミュージカル『モーツァルト!』でヴォルフガング・モーツァルト役を務め、ミュージカル俳優として第一歩を踏み出した。その後も舞台に立ち続け、カリスマ性のある役を主に担当してきた。
「キャスティング発表のとき、皆さんも驚きませんでしたか? 僕自身も半信半疑でした。記事が出る前日まで、”本当に自分でいいのだろうか” と何度も何度も考えていました。」
今回の作品が “大胆な変身” として注目されているが、彼は ”すべての作品が挑戦だった” と強調した。

「ミュージカル『ドラキュラ(原題)』のドラキュラ役も、ミュージカル『エリザベート(原題)』トッド役も、最初は “似合わない”と言われました。でも、公演を重ねると“キム・ジュンスがこの役にぴったりだ”という評価に変わるんです。」
彼はそのような評価を“それだけ説得力を持って表現したという意味”と受け止めつつも、一方で “いつまでこんなことを言われ続けるのだろう”と思ったとも明かした。
「『ビートルジュース』を成功させれば、そういう話も自然になくなるのではないかと思いました。」
今シーズンの『ビートルジュース』は、2021年の初演版よりもさらに大胆で率直なセリフが加えられた。過激なユーモアや遠慮のない表現への挑戦は、決して容易な課題ではなかった。
「恥は捨て、自分を解き放ち、全力で表現しなければならないキャラクターです。もともと恥ずかしがり屋で内向的な方なので、練習の時は照れくさかったですね。一つのシーンが終わると “次はどうしよう” と、一つの山を越えても、また次の山が待っているような感じでした。」
だが、確信に変わった瞬間は初公演のとき。
「他の作品とは違い、観客が自分のキャラクターをどう受け止めるのか、全く予想がつきませんでした。でも、最初に悪態をつくシーンで(客席が)大爆笑してくれて。そのときに “あ、これで大丈夫だ” と心が軽くなりました。初公演を終えた瞬間、これまでで一番晴れやかな気持ちになりました。」

舞台上でキム・ジュンスは絶えずアドリブを加え、観客と直接やり取りをする。
最初は複数のリアクションを事前に用意しておき、状況に応じて使い分けていたが、今では観客の反応に即座に対応できる余裕ができたという。
「常に自分を追い込むタイプです。甘んじてはいけないと考えています。舞台に立てること自体が本当にありがたいことですから。何度も観に来てくれるお客さんのためにも、少しでも違うアドリブを披露しようとしています。」
ビートルジュース役はキム・ジュンスのほか、チョン・ソンファやチョン・ウォニョンも演じている。
キム・ジュンスは、これまでの気持ち悪く不気味なビートルジュース像を、自分流に “カワイイ甘えん坊キャラ” のようにアレンジしてアピールしている。
「愛されキャラのように甘えて駄々をこねるビートルジュースが、自分には合っていると思いました。
そうすることで個性を出せると思ったんです。正統派のコメディのように滑稽で恐ろしい演出だと、ソンファ兄には勝てなかったでしょう」と笑いながら語った。
そして「それぞれの魅力がうまく混ざり合っていると思います」と付け加えた。

『ビートルジュース』は、キム・ジュンスにコメディ演劇の魅力を再認識させてくれた作品でもある。
「(観客の)笑い声を聞くと、本当に嬉しいです。本格的なコメディ劇をもっとやりたいという気持ちにもなりました。すべての作品に愛着があるとは言えませんが、『ビートルジュース』は、また演じたいキャラクターとして、指折りに入る存在です」
今年は歌手としての活動も予定している。
キム・ジュンスは「次のアルバムはかなり時間がかかりそうなので、今回を “最後のアルバム” という気持ちで、心血を注いで準備しています。その後もいくつか作品の計画があります」と語った。
『ビートルジュース』は来月22日まで、LGアートセンターソウルで観ることができる。
「死は大したことではないと語る場面もありますが、逆説的に “人生を大切にしなさい” というメッセージが込められています。家族の強い絆も描かれています。気軽に楽しみながら、感動できる作品ですので、ぜひ多くの方に観に来てほしいです。」
写真提供:事務所
出処:https://n.news.naver.com/article/003/0013783749?sid=103